人生の旅の目的を変えました
人生は、横に移動する旅よりも、縦に上昇する旅の方が、実は面白いのではないかー。
29歳を目前にして、人生の旅の目的を変えました。
すると、想像だにしなかった苦難の波が、幾度となく押し寄せてくる
その波を、一つひとつ乗り越えていくのは、至難の技だ。
逃げたくなる。でも、逃げると波はさらに大きくなって押し寄せてくる。
それを乗り越えるために、腹を括って立ち向かう。
余計なことを考えず、波を乗り越えることに集中すると、ギリギリでも、突破できる。
必死になる。もぅ、ただただ、必死に波を乗り越える。
その姿は無様だ。決してカッコ良くはない。
たとえ不格好でも、責任を果たさなければいけないのが、大人の辛さなのかもしれない。
でも、波を乗り越えるのは面白い。
変にリアルなスリルがある。
それに、乗り越えた先には、大きな成果物がある。
それを、獲りたい。
自分の想いを形にするためなら、もがいてでも、波を乗り越えていこう。
事を成すための、縦に昇ってゆく旅は、面白いのだ。
これまでの20代は、「遊びや自分探し」を目的とした、横に移動する旅を楽しんできた。
遊び目的でも、国内外を旅行する中で得られる、職場以外での人脈の拡がりや、旅先での発見や経験は、人生の糧になっているので、必要な旅だったとは思う。
でも、いつの間にか、他人や自分のことばかりが気になっている自分がいる。
自分が楽しく遊んでいる間に、自分の目標に向かって着実に成果をあげている人がいる。
「自分探し」とか、「自己成長」のためにと言って、海外に渡る同級生がカッコ良く見えたりする時期もあった。
でも、ワーホリだ、留学だ、と言って一度日本を飛び出して、後に戻ってきた人たちが、必ずしも実力をつけて帰ってきているとは言い難い。
「どこに行った」ということがクローズアップされる横の旅よりも、
「何をしたか」ということがクローズアップされる縦の旅の方が、実力はつくのではないか。
今の自分がするべきことは、横に移動する旅ではなく、縦に昇ってゆく旅なんだと気がついた。
今までの自分は、見栄っ張りで、いい格好しぃで、人の目を気にしながら生きていたなと、恥ずかしくなる。憧れる対象も、ちょっとズレていた。
男特有の「武勇伝の披露」をしてこなかったことが、せめてもの救いか。 男の自己陶酔は、ひどい。
会うたびに、前に進んでいる人の話は面白いが、過去の栄光にしがみついている人の話は聴いていて疲れる。
これからの30代は、「実力をつけて、事を成すこと」を目的にした、縦に昇ってゆく旅を楽しみたい。
自分の決めた目標に向かうことに、意識を集中させたい。
他人や自分に意識を向けるよりも、目標や目的を追うことに、意識を集中させたい。
その過程で避けられない、失敗や苦労を突破して成果を積み上げていこう。
幸せになるために、横に移動する旅を終えて、縦に昇ってゆく旅に出てみると、また違った景色が見えてきたー。
高校生の時、二つの賞をとった。一つは、神戸市主催の「これからの神戸をこんな街にしたい作文コンクール」というもの。もう一つは、「全国高校生 私の仕事作文コンクール」というもの。
これらの作文の中で書いたことは、正直、実現できていない。
大人になった今、それを実現するために動くのも面白いかもしれないと安易に思い、
「神戸で起業する」という目標を掲げた。
生まれも育ちも神戸。
神戸の街が大好きだ。
阪神大震災以降、港町神戸の魅力は回復していない。
だから今こそ、自分が生まれ育った神戸の街のために、事業を展開しよう。
経営者として、神戸の魅力を全国に、そして世界に発信して行こう。
人に感動をもたらし、いかに喜んでもらうか。経営とは、感動を生む価値を想像し続ける営みのことだと知った。
自覚と責任を持って、使命を果たす。
実力や実績がなくても、焦る必要はない。背伸びをする必要もない。
おかれている環境や立場に嘆くよりも、目標を定め、それを達成するための道筋を立て、必要なリソース(資源)を引っ張ってくることに全力を注ぐ。
相手や自分に向かわず、目標や目的にひたむきに向かっていれば、振り返った時に必ず実力と突破力は身についているはずだ。
「やりたいこと」がある人に、立場や環境に潰されることのない「実力」と「突破力」を身につけてもらいたい。
そのために、目標に向かう姿勢を大切にしてもらえたら。
目指すべき目標が決まると、ワクワクする。
目標が達成されたら、純粋に嬉しい。
どっちも面白いが、目標達成までのプロセスで起こる逆境を乗り越える戦いも面白い。
その面白さを、実際に体験してもらえたら。
ダラダラ過ごすより、具体的な目標に向かって行動する方が、人生は愉しくなる。
自分が神戸で事業を起こすことで、多くの人に純粋な高揚感をもたらしたいー。
開拓者の心意気で、コトに向かって昇った先に、人生の勝利はあると信じてー。